私にとって恩書とは
恩書とは、辞書に載っていない言葉ですが、紹介したいと思います。
このパンフレットを読んでくださる皆さんにも小学校・中学校・高校・大学の先生、社会人として上司や先輩などなど恩師と呼べる方がおられるかと思います。私にも高校の陸上部の顧問の先生がおりました。自分の精神的成長過程で柱となる先生です。
放課後の部活の後、先生のいる体育教官室にお邪魔し、練習内容の話や世間話、冬はゲレンデスキーの話などをしました。また、帰りにラーメンをおごってもらったり、夏には海に連れて行ってもらったり、家に遊びに行ったりしました。それらの中で先生からの愛情を強く感じ練習にも身が入りました。陸上競技での目標は、全道大会で四百米に六位入賞を果たすことで、成績は四位でした。これらの中で、先生から優しさと人の道からはずれた時の厳しさを学びました。四十九年前の話です。
今、自分にとって優しさと厳しさを深められているのは、聖書です。自分の良いところを肯定し、悪いところを戒めてくれる愛のある書物です。聖書に語られている、神様の恵み深い愛の優しさと厳しさの両面を私は学んで、それによって変えられて、励まされています。しかし、聖書に書かれている比喩的表現などは、1人ではなかなかわからないこともあって、教会での聖書メッセージ、聖書の学び会を通して、一緒に学ぶことは私にとって、とても大切な時となっています。牧師や他の参加者の語られる言葉で助かります。色々な聖書の学び会があるので、聖書を学びたい方はご遠慮なく声をかけてください。
私の好きな聖書の言葉は
「愛は決して絶えることがありません」(1コリント13:8)
「わたし(イエス・キリスト)は、道であり、真理であり、いのちなのです。」(ヨハネ14:6)
聖書から学ぶことは、恩師から学ぶことを超えています。私たちを造り、愛しておられる神様から学ぶことになるからです。ですので、聖書は、自分にとって恩書であり、かけがえのない書物です。
皆さんは聖書を読んでみませんか。また、教会に来てみませんか。素晴らしい聖書の言葉が待っています。
文章は平岸いずみキリスト教会のメンバーにより