10年目の奇跡

会社員というビジネスの世界にいれば、結果をもっと短い時間で、数多く求められることになるのがほとんどではないでしょうか?案件がシビアなものなら、それは一層厳しいものになります。例えば、「昼までにこの書類をまとめておいて。」「1時間以内で方向性を決めましょう。」とか。このように人生は選択の連続です。

 しかし、またよく人生は登山と似ていると言われます。上手く行く時もあれば、失敗することもあり、山があり、谷があります。山頂を目指して何時間も、あるいは何日も歩く登山にはさまざまな困難な場面にぶつかることも多々あります。すんなりゴールとはいかないのが登山の魅力の一つでもあります。時には岩に座り、水を飲み休み、あるいは山中で迷ってしまわないように地図やコンパスを常にチェックし、焦らずじっくりと歩いて行きます。登ったからには、しっかりと帰宅しなくてはいけないのです。最悪の場合、下山することも考えておかなくてはいけません。

 聖書の中には神さまは「いつもそばにいてくださる」という言葉が何度も出てきます。どんな時でもそっと寄り添って下さり、全てをご存知な方です。それは登山においては地図やコンパスのようなものではないでしょうか?人生という登山の中で、自分の置かれている状況や立ち位置を教えてくれます。それに安心安全な道を教えてくれます。富める時も、貧しい時も、ハッピーなことが連続するような時も、苦難が続いてしまう時にも、「いつもそばにいて、安心安全な道をガイド」してくれます。

 僕はビジネス世界の厳しい要求に何年も疑問を抱くことなく、それに答え続け、突然自分の心が拒否した経験を持っています。そのことで、およそ10年前、クリニックに通うようになりました。順調で晴れやかに見えた人生はあっさりと暗闇の中にと激変しました。担当のお医者さんと試行錯誤しながらの日々が続きました。それが先日、先生から「もしかしたら良くなるかも知れないよ。」と診断され、一筋の光が見えてきました。10年目の診断です。これからも僕の登山は続きます。順調な時も、世の中が真っ暗に思える時にも神さまは支え、癒し、道を示してくださいます。今回の経験で神さまが僕のために最善な時を備えてくれることも改めて知りました。この神さまの奇跡についてもっと知りたい方は教会に来てみませんか?

主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたとともにおられる。

申命記31:8(聖書)