インタビュー『Mさんの証』
長谷川:今日はよろしくお願いいたします。
Mさん:よろしくお願いいたします。
長谷川:Mさんにはあらかじめ短い証を書いて頂だきました、まずはその証をお読みします。
『神様はあなたを愛しておられます。これは揺るぎない真実永遠の真理です。僕にも自分に自信が持てない生きているのも辛い時がありました。でも聖書を読みお祈りを通して、神様、イエス・キリスト様が僕を愛しておられることに気が付いて、生きる意味を見いだす事が出来ました。
「神は愛です。愛のうちにとどまる人は神のうちにとどまり、神もその人のうちにとどまっておられます。新約聖書ヨハネの手紙第一4章16節。」』
この証から、もう少し掘り下げてお話をお伺いしたいと思います。
まずお聞きしたいと思っていたのは、ご自分のどんなところに自信を持てずにいらっしゃったのだろうということなんですが。
Mさん:僕の母親は、僕が赤ちゃんの頃から病気がちで、出産のために必要な栄養素が十分に摂れなかったみたいで、実は私はくる病で生まれてきたんですよ。足にも奇形があって、幼稚園の時は既に頭の大きさが58㎝あって。
今でも幼稚園の写真を見ると他の子と比べてすごい頭の大きさが違うんですよ。そういう事が色々あって幼稚園の頃から中学高校に至るまで、本当に虐められとおして、警察沙汰になりかけたこともあったんです。
そういうこともあって神様イエス様を知る前は、自分に生きる意味を見いだせなくて、ぶっちゃけ言うと僕なんて生まれてこなきゃ良かったのかなみたいな気持ちがありました。
長谷川:そうだったんですね…そういう壮絶な体験をされて、どこで救いを見いだすことが出来ましたか?
Mさん:僕の宗教遍歴は、実はモルモン教と言うより道をしました、けれども最終的にはやっぱりイエス様にたどり着いたので。
長谷川:それがまさに救いですね、本当にね。もう生きてるのも辛いくらいの所を乗り越えてきてイエス様にたどり着いたんですね。昔のいじめって本当に暴力が過酷ないじめでしたよね。辛かったですね。
そんな中でイエス様に出会って神様が愛して下さっているって実感できたことは素晴らしい経験だと思うのですが、具体的にこれがって言う実体験などはありますか?
Mさん:そうですね~先ほども言いましたがモルモン教※注1)と言うより道を20年位しました。
長谷川:長いですね、20年。
Mさん:長いです20年(笑)。大真面目に信じていたのですが、モルモン教ではイエス様に従いましょうではなくて、預言者と呼ばれる教団のトップの人間に従いましょうってことがふた言目には強調されるんです。そして聖書はあまり読まないで聖典と言われる独自のものを一生懸命読みましょうって言われるんです。「僕たちクリスチャンなのに何で人間に従いましょうって強調されるんだろ?おかしくないか?」ってだんだん思い始めて、それまであまり読まなかった聖書を読み始めたんです。聖書を読み始めた時に「あれ?モルモンの教えと全然違う」って思って。モルモン教ではイエス様の十字架の救いを信じただけでは足りなくて、本人が必死で努力しないと救われない。それって「神様の力を否定してない?」とも思い、聖書を読めば読むほど、お祈りすればするほど、モルモン教の教えがおかしいことに気づいて、思い切ってプロテスタントの教会に行きました。そして今に至るって感じなんです。
長谷川:ではやっぱり聖書を、直に読んでみたって言う所が大きかったんですね。生きたみことばと言われる聖書だから、そこに働かれる神様の力ってきっとすごく強くって、、、よくそこに導いて下さったな~って思いますね本当に。
Mさん:そうですね。
長谷川:そうして救われた今、生きてるってどういう時に感じますか?
Mさん:もちろん今でも人間ですから気持ちの波はあります、ましてはちょっと鬱持ちでもあって、
すごく落ち込むこともあるんですけど、やっぱり日々聖書を読むとか祈ったりとかして、少なくともそうしている時は殆ど落ち込んだりしなくなってくるんです。もちろん日々守られているんですけど、神様のみことばに触れている時は特に守られているのかなって感じる時があって、讃美を歌いながら礼拝している時など世の中の人たちにこの神様の愛を知って欲しいって思います。
長谷川:将来はどのようにしてその思いを具体的に表そうとか考えていますか?
Mさん:まだプランが練られてないですが。
僕は持病を抱えていつまで生かされるか分かりませんが、でも僕たちは神様に生かされてて、まだ神様の愛を知らない家族の為に、まず自分の足元から福音を知らせていきたいと思っています。
長谷川:そうですか、ご家族のことお祈りさせて頂きます。
Mさん:ありがとうございます。
長谷川:今日はお話をお聞かせくださってありがとうございました。
注1)「モルモン教とは、19世紀後半にアメリカでできた新興宗教です。キリスト教と名乗りますが、キリスト教と全く違うものです。お困りの方はご遠慮なくご連絡してください。」